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ビーマップ、ファーウェイのWi-Fi 7センシング機能を搭載したアクセスポイント2製品を発売

対応の国内データセンターを夏までに構築予定

AirEngine 5776-26/AirEngine 6776-57T

 株式会社ビーマップは6月10日、Wi-Fiセンシング機能を搭載したHUAWEI(ファーウェイ)製のWi-Fi 7対応アクセスポイント「AirEngine 5776-26」「AirEngine 6776-57T」の2機種を発売した。

 「AirEngine 5776-26」は、5/2.4GHz帯のデュアルバンドに対応し、合計最大6.45Gbps。各周波数帯域ごとに最大600台、合計で1200台のデバイス接続をサポートする。

 「AirEngine 6776-57T」は、6/5/2.4 GHz帯トライバンドに対応し、合計最大13.66Gbps。各周波数帯域ごとに最大600台、合計で1800台のデバイス接続をサポートする。

 Wi-Fiセンシングは、Wi-Fiの電波を活用して、電波の揺らぎによって人間や動物の行動を検知するもので、「IEEE 802.11bf」としての標準化が進められている。

 両機種ともに、アンテナとアルゴリズムチップの一体設計によって、送信機と受信機の自己干渉の影響を最小限に抑え、送信機と受信機を単一のアクセスポイントに実装し、センシングを可能にするシングルポイント検知を実現した。Wi-Fiのアクセスポイントと統合することで、追加の設備を必要とせず、人が存在するかどうかが検知できるようになり、住宅や会議室などで人を検知して照明を操作する、スマート照明への利用や、在宅不在を検知する見守りサービスへの活用が期待されるという。

 ビーマップは、本製品の発売にあたり、アクセスポイントから取得したWi-Fiセンシングのデータを日本国内で処理するためのデータセンターを夏までに構築するとしている。また、同データセンターではファーウェイから発売されているスマートウォッチ(HUAWEI WATCH)で記録した、心拍数や睡眠の質などをクラウドで管理する機能も提供する予定で、このためのシステムの構築も秋までに進めるという。